LEDはどれだけお得?
水銀ランプそのままの状況とLEDランプに交換した時からの維持費の差をランプ寿命で算出してみます。
高天井照明:
アイセルフバラスト水銀ランプBHF-200V500W×3台
→ LEDアイランプ98W×12台(増設取替え工事)
消費電力:500W×3台=1500W → 98W×12台=1176W 定格寿命:9000h → 60000h
LED増設工事で照明は3台から12台と増えていますが消費電力は低くなっています。
LEDがお得とはよく聞きますがどれだけの違いが出ているのか分からない事が多いと思います。
上記の工事でLED設置からの維持費の違いを球の定格寿命60000時間を基準として数値を出してみましょう。
まずは、1日8時間使用で電気代を1KWh=25円と仮定すると
一日の電気代:1.5kWh×8h×25円=300円/日
1.176kWh×8h×25円=235.2円/日
年間の電気代:300円/日×365日=109,500円
235.2円/日×365日=85,848円
年間の差は、109,500円-85,848円=23,652円
LEDの定格寿命を日数で表示:1125日(3.08年分)
→ 7500日(20.54年分)
LED定格寿命から水銀ランプの球切れ回数は、
7500日/1125日=6.6回≒6回
LEDの球切れまで水銀ランプは6回球切れを起こす事になります。
この球替え6回分の工事費は、
(球代12,400円×3灯)+α(工事費用)として、37,200円×6+α×6→223,200円+6αとなります。
※水銀ランプ12,400円は、メーカー希望小売価格
LEDの球切れまで20年として、それまでの水銀ランプの維持費の違いは
水銀ランプ:20年×109,500円(年間電気代)+223,200円(球代)+6α
=2,413,200円+6α(6回分の球交換費用)
LEDランプ:20年×85,848円(年間電気代) ※定格寿命より球交換なし
=1,716,960円
LEDランプの球切れまでの維持費の差は、
2,413,200円+6α-1,716,960円=696,240円+6α(6回分の球交換費用)
維持費から数値を出すとLEDのお得さが分かります。
球替えの工事費と水銀ランプ代、それから電気代を考えると
既設の状況によっては、3~4年でLEDの取替費用の元が取れそうです。